子どもの血管腫についてのお話をします。-いよいよ入院ー
こんにちは。
前回は入院の部屋の話を書いて終わってしまいましたので、今日は初めてのレーザー治療について書きたいと思います。
生後6か月で唇にレーザーをあてるなんてかわいそう、という思いと、何も覚えてないうちに少しでも治療を進めておきたい、という気持ちが入り混じりながらいよいよ入院の日がきました。
◆病院到着
当日は実父母が車で迎えに来てくれて、病院に少し早めに到着しました。10時からの入院手続は何名かすでに待っていて、場所も狭く、荷物も多いのでこういう時に大人の人手があるのは本当にありがたいですね。
無事手続きも終わり早速病室へ。。。ドキドキ。
入ると部屋にはトイレもありとても快適そうでした。いや、でもそんなことより、重要なのはベッド!!
ちょうどベッドを小児用のものに入れ替えるタイミングだったようで、ほどなくして、柵つきのベッドがやってきました。
思わず「大き~い😃」と声が出てしまうほど、ちゃんとガリバーな私も収納できるサイズでほっと一安心でした。
で、いったんリリースされました笑。大人3人、乳児1人。何する?ってなりまして。
病室で談笑するには狭いし、外も寒いし。いやそもそも遊びに来たわけじゃないしね。ってことで病院内のレストラン(社食に近い感じ)に行きました。
食事をしてのんきに過ごしていたら、その間にどうやら主治医の先生が病室を訪れてくれていたらしく😨後から看護師さんに言われました。それ早く言ってよ~!!わりとあっさりリリースしたじゃん!と心の中で思いながら、結局お昼過ぎに病室に戻りました。
たった1泊なのに荷物が多くなってしまったので少し整理しながら、同意書の提出、息子の熱計測、手術着にお着換え、施設案内などを看護師さんから受けたりして、ようやく施術の15時になりました。
ちなみに手術着は赤ちゃん用のものもちゃんとあって、不謹慎かもしれないですが、すごくかわいかったです。(ピンク一択(;'∀')でしたが)
照射箇所は唇なのに一応手術着に着替えるんだな~と思いながら、足に氏名を書いたバンドを装着して、いよいよ感が高まってきました。
ちなみに息子の単純性血管腫は、下唇全部とその下に少しはみ出したように広がっていて、その部分がさらに全体を赤く見せているような感じです。
(リップはみ出して塗って、口大きく見えるよ💋的な。)
私も主人も両親も、息子の血管腫を初めて見たときからずっと、「せめてこの下にはみ出た部分だけでもいいから普通の色に戻せたらいいね・・・」と話していました。
看護師さんが手術室に連れて行ってくれたのですが、ドラマで見るような大きな手術室の入り口がウィーーンと開き、息子を抱っこしたまま進んでいくと、これまたドラマで見るような酸素注入器をつけタンカに乗せられたご老人がいらして、その場にいた全員が
・・・ん?
となったのを今でも鮮明に覚えています。女医さんが駆け寄ってきて、看護師さんに
「違う違う違う、ここじゃないです~!」(鈴木雅之?w)
どうやら看護師さんが部屋を間違えたらしく、まったく別のルートでレーザー室なる部屋にたどり着きました。
入り口はインターホンがあり、看護師さんが名乗ると厚い扉が開いて、小さなイスが2つほど置いてある待合室のようなスペースがありました。
そこで改めて
・名前
・生年月日
・どこに照射するか
を聞かれ、答えるとわりとすぐに「では行きますね~」とオペ服を着た先生に息子を託すことに。。。
ひーーーーもういっちゃうのーーーとテンパる気持ちをおさえて、静かにイスに座って待ちます。
1分後。
えぇぇぇぇぇーーん
びえぇぇぇぇぇーーん
うわぁぁぁぁぁーーん
あんな大きい声出せたっけ?と思いながら、こちらが泣きそうになるのを必死にこらえていると、中から「終わったよ~もう大丈夫だよ~」と話しかけている声が聞こえて、とりあえず生きてる!!無事終わったとホッとしました。
中に入れない(照射方法がわからない)のが、いいのか悪いのか、声だけで施術を見守るという初レーザー治療でした。
その間、約3分。
またまた長くなってしまったので、1回区切ります。
おやすみなさい★