出産についてのお話をします③-無痛分娩の出産ー

こんにちは。本当は妊婦時代も色々とネタはあったのですが、とりあえず忘れてしまわないうちに出産のお話を書いておきたいと思います。

 

◆当日まで

私は前の記事でも書いたように計画的に入院、陣痛促進剤で陣痛を誘発しつつ無痛の注射もうって痛みをコントロールしながら出産するいわゆる完全無痛(計画分娩)を予定していました。

そのため入院日も担当医師も決まっており、来るその日に向けて里帰りの準備をしていました。入院予定が火曜だったのですが、ちょうどその1週間前に実家へ帰りました。

火・水・木・金と順調に日にちは過ぎていきます。

最後の検診でも「まだ全然下がってきてないよー」と言われていたし、初産だし、きっと本来の予定日より遅れるはずだから、まさかあんな結末になるとは誰も思っていませんでした。

 

◆土曜日

主人はカレンダー通りのお休みのため、入院予定日を含む週をまるまる1週間有給休暇とし、9連休になっていました。そして連休初日の土曜日、実家に会いに来てくれて、夜ご飯でもみんなで食べようか、という話になったので、私の両親と共に近くの焼肉屋に行きました。

 

・・・私本当に知らなかったんです。そんなジンクス。後々、陣痛起こしたくて焼肉なんて行ったのー?と聞かれるのですが、私を含め4人とも「ただ肉が食べたかった。」私に至ってはしばらく焼肉屋行けないから「はちきれるほど肉を食べたい。」という思いで、満腹になるまで食べました。

 

◆日曜日

土曜日の夜主人はいったん帰宅し、また明日行くねーなんてのんきなことを電話で話して、眠りました。日曜の明け方、違和感を覚えて目覚めます。

ん?何か出た?と思い、急いでトイレに向かうとほんの少し出血が。。

 

うそうそうそ、赤ちゃんよ、まだあと2日ございます!え、生まれる?まだだよね?と1人でドキドキしながら、家族が起きてくるまで、産院でもらった資料やネット情報を色々と整理すると、これは多分おしるし。すぐ生まれる人もいるし、そこから全然陣痛こない人もいる。気になるなら産院へまず電話を。

ということで、「オトウサ~ン( ノД`)オカアサ~ン( ノД`)予想外なこと起きてます。」とお伝えして、産院へ行くことになりました。産院は少し遠いので、着いたのは12時くらいだったかな。

午前中主人はのんきに美容院に行っていたので、美容師さんに猛烈高速カットをお願いして笑、産院で合流することになっていました。

 

日曜のため産院も臨時対応、薄暗いロビーで診察を待っていたら、遠くから全力でゼエゼエいいながら走ってくる男性が。日焼けもあいまって何かランナーきた、と思ったら悲痛な顔つきの主人でした。普段は産院までバスが出ているのですが、日曜はそれもなく公共バスも本数が少ないので1.5kmほどの道のりを全力ダッシュしてきたとのこと。

笑ってはいけないのですが、どう考えても汗かき過ぎで*1

後々、何で俺タクシー乗らなかったんだろう・・・とつぶやいていました。

 

内診とNSTで赤ちゃんの無事を確認しながら、担当の先生に

「まだそこまで下りてきてないから、もう少しかかると思う。多分予定していた火曜までもつと思うけど、どうする?今日産む?明日は僕いないから、今日このまま入院して産むか、火曜にするか、どうしたい?」

と言われ、とても混乱しました。キョ、キョウ?これから?そもそも出産って選択制でしたっけ、とか心の準備できてないしな、とか色々な思いが駆け巡って、ちょっとおかしな顔つきになったのを察したのか、先生が席を外してくれました。

 

母と話しながら、やっぱり赤ちゃんにも出てきたいタイミングってあるよね。今はまだなんだとしたら無理やり出産するより、いったん帰ろうという結論に至りました。

その時初めて陣痛促進剤で陣痛を誘発するという方法が本当に良かったのか、を現実的により”実感”をもって考えるようになりました。もちろんここまできて無痛分娩を変えるつもりはありませんでしたが、やはり出産は計画通りにはいかないし、何が起きてもおかしくないと思いながら臨まないといけないものだと思い知らされました。

 

◆日曜日の夜

そして昼過ぎにまた実家に戻り、主人は自宅へ。18時頃実家でのんびりしていたら何となくお腹が痛い。。でも生理痛の本当に軽めの感じなので、そのまま夕飯を食べて様子をみていました。

19時、20時と経過するうちにどんどんお腹は痛くなります。いよいよ生理痛本番な痛みになってきて、あれ?コレ陣痛くるんじゃないか?と思い、その勢いで陣痛アプリをDLしました。そもそもそんなアプリにお世話になる予定ではなかったので、種類いっぱいあるな、何か変なのおとさないようにしなきゃ、とわりと冷静に吟味したのも覚えています。

本当に聞いていたとおり、波があってズーーーーンとお腹を破壊されそうになるときと、普通に話せるときが交互に訪れました。この時点で21時頃、主人、両親と相談しました。でも陣痛5分おきになったら病院とかいうし、まだ耐えられるっちゃー耐えられるし、できれば月曜の朝になってから行きたいなんて思っていました。

 

また帰宅することになったりしたら両親にも悪いし、できれば火曜日に予定通りいつもの担当の先生に診てもらいたい気持ちもどこかにあって、今考えればこの時点ではまだ余裕があったのだと思います。

 

23時、いよいよ陣痛が本格化して、もう限界!!!痛い!!とにかくお腹痛い!!!ということで主人のラインに返信する気力がなくなり、両親にも消え入りそうな声で「・・・ワタシを病院へ連れていってください」と告げました。ただ、すでに自宅から産院への終電は終わっていたので主人はタクシーで向かうか?となったのですが、どうせなら一緒に行こうということで、実家→自宅(ピックアップ)→産院へ。この時間が本当に地獄でした😨

 

長くなってしまったので、続きはまた次回に書きます。

 

 

*1:´∀`